愛媛県消防学校救助科の実技査閲が26日、松山市勝岡町であり訓練生22人が成果を披露した。人命救助や大規模災害に対応するため、約1カ月間の教育訓練で習得した知識と技術をそれぞれの現場で生かす。
高所救助訓練では、声を掛け合いながら3階から、地上の救助工作車にロープを渡し、要救助者に見立てた人形を機材を駆使して慎重に降ろしていた。
新居浜市消防本部の野口友和さん(40)は南海トラフ巨大地震を念頭に「地震が起きる可能性は高い。身につけた知識や技術を伝えたい」と話した。
県内13消防局・消防本部の訓練生は寮生活を送り、9月から計約160時間、訓練に取り組んだ。